ここは草原です

草原ではいろんなひとがいろんなことをおしゃべりします

そのときは確信をもって成立する、と思ったことが いま見てみるととてもおかしいような気がして 意味がわからず成立しないような気がして なんだか低いレベルでの考えごと、スケッチのような気がして 気がしてしまうことがある。 そのときの自分といま現在の…

いつも帰り道(夜)に横を通る駐車場がある。そこは5本くらい街路灯が立っているのだけど、そのすべての蛍光灯が消えている。正確に言えばあとわすがだけ微力が残っているかんじの、両端だけオレンジ色に光っている状態でここ何年かずっと光続けている。真…

ここに何を置くことが必要か、 と考えるとき その何倍もの見えない時間をかけて 日々のなか これはこれにどんな効果を与えているんだろう 意外と反しているようなこれとこれは相性がいいな これとこれは名前や属性は違うけど方向が同じだな ということを観察…

ya-gins vol.34荻原林太郎個展『flag』での一日パフォーマンス 「こんなふうにしている」レポート (空間) 展示空間の入口はガラスの引戸 商店街に面している為行き交う人が間近に見える(向こうからもよく見える) 床はコンクリート 天井はななめで木の大き…

君の救い

既に 生きることに 飽きている あれって人間だったんだよね? (国語)

液晶画面を見すぎて目がいたくなるころに詩集はぴったりだ 詩の海は何より生きものの声がする 人間だから人間らしくよりよい人間になるために日々の活力のためにも前向きに人間に馴染もうとする作業に疲れたころに詩集はぴったりだ 詩のうたは何より死にゆく…

昨年から最近にかけて、自分の描いた絵を買ってもらうという出来事に恵まれている。特別な依頼でない限り、絵を特定の誰かに向けて描くことはいまのところないけども、その絵を気に入ってくれて大切に自分の生活のなかに飾ってくれるひとがいることが不思議…

電車の窓からみえる景色はいつだってきれいです。広告のために景色を消すような商品なんて売れてくれるな。

最近は作業を進めたいが為に机にいろいろ書いてあるノートをずっと開きっぱなしにして「やれ」というメッセージを24時間発してもらっている。使えるかわからないラフが少しづつ進んでいるような錯覚あり。やらなければいけないことがある時ほど読書が面白…

すっかり秋の空気!秋が一番すきだからとても嬉しい。本が部屋にどっさりだったから百円ショップの木材で本棚を新しくつくり収納した。(年々増えているけど結構十分これでいい)本がしゃんと並んでいるとやっぱり気持ちがいいものだなと整理してみると思う…

ひとつの広さ

(選評) 第一連にとても惹かれました。「それなら いっそう/距離をとって」が哀しくて納得します。この一連のスムーズな説得力に対して、最終連に()があるから、もたついているように感じた。冒頭は力まずに生まれたけど、最後の部分は考えて考えて書い…

アジュダ宮殿に行った。王朝、王族については全く詳しくないのだけど連れていかれるがままその華やかな屋敷をみてまわった。ブラガンサ王朝の最後の住まいだったらしいが、ほんものは1794年に火災で焼けてしまい現在の建物は19世紀初めに建設されたも…

仕舞

(選評) 『足もとで人々は舞う。はしごの先は見えないぐらい遠い。なんだか見えないし、高くて遠いとは。影が動くし、足下はちいさくなってゆく。旗はふるえ、舞の笛音がこちらに届かない。どういうシチュエーションを想像したらよいのか、死者たちがこちら…

プレイタイム

ユリイカ2016年8月号 佳作(三角みづ紀さん選)

納得していないひとたちは、大きな竹の子やパプリカの入ったグリーンカレー、わさび菜や甘いトマトとあらいひき肉で作ったタコライスを食べた。りんごジュースにアイスティーものんだ。突然の大雨もナイスタイミングというように声をあげて楽しんだ。納得し…

水曜日 台風で帰宅難民になっても仕方ないという覚悟で八八のライブに行く。 彼らはほんとうに遊びを知っているひとたちだなあと見るたび感心する。 動物である人間が、生きながら生み出していることで唯一素晴らしいことは遊びなんじゃないかとぼんやり思う…

火曜日 歩道で小さい兄弟がふたり、母親に抱きついている。 お兄ちゃんの方が抱っこされないまま地面に足をつけて、自分も抱き上げてほしいとだだをこねている。ふたりは無理よ、ふたりともおりて一緒に手を繋いで歩こうと母親が声をかける。はじける笑顔。 …