ここは草原です

草原ではいろんなひとがいろんなことをおしゃべりします

いつも帰り道(夜)に横を通る駐車場がある。そこは5本くらい街路灯が立っているのだけど、そのすべての蛍光灯が消えている。正確に言えばあとわすがだけ微力が残っているかんじの、両端だけオレンジ色に光っている状態でここ何年かずっと光続けている。真っ暗な駐車場に車たちはびっしりで息をひそめて黙っている。静か。私はなぜかその風景が好きで、その風景をみると詩を想う。詩と向かい合うような距離感でその風景を眺めて、詩を何度も朗読するように毎日毎日その風景を眺めている。そして毎日毎日飽きることなく新鮮にいい風景だなあと思っている。